今年のゴールデンウィークは、上手いことやると9連休だそうです。
なかなか上手いことやれない私は、5/2(火)に半休をいただいて、5.5連休を予定しています。
それでも今回は事前に予定を立てることができたので、2023GWを3回に分けてご報告。
今回はその「序盤」編(2023/4/29-30)です。
概要

1日目午後:生々流転
行ってきました、東京国立近代美術館70周年記念展『重要文化財の秘密』。
いまは便利ですねぇ。
事前にWebでチケットを購入して、当日はスマホにQRコードを表示するだけ(だいぶ遅れてる自覚はあります)。
ということで、やや遅刻気味の14:30ちょうどに竹橋駅に到着。少し並びはしましたが、ストレスなく入館することができました。
入り口近くで観覧者が列をつくっていたのが、横山大観『生々流転』。
40mですよ、40メートル。塁間をはるかに超え、ホームベースからセカンドベースまでの距離をも凌ぐ※大作。
※まず、本塁の位置を決め、その地点から二塁を設けたい方向に、鋼鉄製巻尺で、127ft3in3/8(38.795m)の距離を測って二塁の位置を定める。次に本塁と二塁を基点にしてそれぞれ90ft(27.431m)を測り、本塁から向かって右側の交点を一塁とし、本塁から向かって左側の交点を三塁とする。従って、一塁から三塁までの距離は127ft3in3/8となる。
(公認野球規則 2.01 競技場の設定 より)
ぜひ実物を見ていただきたいところですが、足を運ぶのが難しい方は、公式のYouTubeチャンネルで4K映像が公開されていたのでこちらをどうぞ。
萬鉄五郎『裸体夫人』はたしかに当時の「問題作」だったのだろうな、と思いました。美術史には明るくありませんが、ゴーギャンなんかを彷彿とさせますね、フォーヴィスムってんですかね。
私も残りの人生の中で、何かしらの「問題作」を遺してみたいものです(なんちゃって)。


1日目夜:ビル・ナイ
黒澤明監督の1953年作品『生きる』のリメイク版。ノーベル文学賞作家の日系イギリス人、カズオ・イシグロ氏が脚本を手がけています。
意外と朝イチの上映館が多く、この日は上野のTOHOシネマズで19:20〜の回を見つけて鑑賞してきました。
シネマコンプレックスはすこし苦手。子どもが走りまわったり、飲み物を買うのに時間がかかったり、カップルがイチャイチャしてたり…、しない映画館が好みです。
そもそも映画館自体があまり得意ではありません。2時間座りっぱなしだったり、他のお客さんの座席の前を通ったり、自分の座席の前を通られたり…、を考えると気が重くなる気質です。
作品は、黒澤版へのリスペクトが随所に感じられ、悪くなかったと思います。
主演のビル・ナイは『パイレーツ・オブ・カリビアン』のデイヴィ・ジョーンズ役のイギリス人俳優。志村喬とはまた違った、いい味を出してました。有名なブランコのシーンで歌うスコットランド民謡(オリジナルでは『ゴンドラの唄』)も良かったです。
オリジナルのほうも近いうちに、もういちど観てみよう。
ちなみにこの記事のタイトル「その歳で過去の自分に叛逆しようとしてんだ。」は、オリジナル版で、余命宣告を受けた主人公の渡邊(志村喬)が、夜の街をさまよっているときに出会う小説家の言葉ですが、リメイク版にはこれに相当するセリフはありませんでした。

自己啓発系の書籍などで「何かを始めるのに遅すぎることはない」というようなことをよく言われますが、あれだな、実際に行動に起こすのは、やっぱりあれだな、並大抵のことではないな、ラララ。
今更ながらですが、2022年に劇場で観た映画は3本でした。- 偶然と想像 Wheel of Fortune and Fantasy | 2022.01.03 | ル・シネマ – Bunkamura | ひとりで
- クナシリ KOUNACHIR | 2022.04.30 | 深谷シネマ | 娘とふたりで
- 眩暈 VERTIGO | 2022.12.15 | 東京都写真美術館 | ひとりで


2日目朝:ギャオス内藤主催 1Day トーナメント
前夜から降っていたし、予報でも午前中は雨だったので、十中八九は中止だろうと高を括っていたのでした。
でも段取り良すぎてクルマも借りちゃったし、ちょいとスーパー銭湯でも行ったらんかい、と検索し始めたのが8時ごろ。
8:35にチームのLINEで開催決定の連絡!『ギャオス内藤主催 1Day トーナメント』、開始時刻を遅らせて決行です。急ぎ、大井ふ頭中央海浜公園へ向かいます。
ご本人は、名古屋でプロ野球解説のため不在でした。
それにしても、いまは便利ですねぇ、カーシェアリング。
近くのステーションで空きのある車両を、アプリで探して予約できる(事前会員登録が必要です)。
3月から数回活動に参加したのですが、江戸川区や江東区のグランドへの移動がひと苦労。最寄駅から混雑する銀座線に野球道具を背負って乗車するのは憚られるので、ちょっと歩いて千代田線乃木坂駅や半蔵門線青山一丁目駅を利用していたのですが、帰りが結構シンドいのです。
自分のクルマは遠く籠原駅に。
C+podやCOMS、はたまた原チャリの導入もふと脳裏をよぎりましたが、置き場所がない。いっそのこと、瑞江か篠崎あたりに野球部屋を借りちゃおうかとも思いました。
が、よくよく考えれば、シーズン中の週末のみ、しかも毎週ではなく中止もありうる、となるとコスパが悪すぎますよねってことで、カーシェアリングを選択してみました。
ちょうどお隣のホッケー場で大会が催されていたのですが、あの競技もスティックやら何やらで大荷物になるようで。タイムズのステッカーが貼られたクルマから降りてくる選手を何人か見かけました。意外と利用している方もいるみたいですね。
これについては、また後日。

2日目夕:下半身のコンディション不良
試合詳細

2試合目の1回表、レフトの守備につきます。外野の芝生にたどり着く頃、右ふくらはぎに違和感が。
ライン際の飛球を無難に処理しましたが、この時点で全力疾走はおろか、まともに走れません。
その後、単打が2つ飛んできたのは正面だったのでなんとかなりました。
一塁側ベンチからレフトまでの往復に加え、2度の出塁でアキレス腱が限界に。泣き言を切り出そうとしていたところ、時間切れで試合終了。
この試合も敗戦で、結果は4位。残念。
解散後。
駐車場までの数百メートル、右足を着くたびに痛みが走ります。庇っていたせいか左足にも痛みが出始めました。
ほんとうは帰りに寄り道して、武蔵小山の清水湯にでも行ってみようと画策していたのだけれど、そんな元気はありません。
まっすぐクルマを返却して帰宅後、湯を張って入浴。YouTubeを観ながら今後の対策を練り直しました。
「過去の自分に叛逆」する以前に、「現在の自分を受容」することが現実的には大切な気がしています。それでもビールは美味いのでした。



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