昨年末に友人たちと集まることがあり、
居酒屋でお酒や料理を嗜みつつ、近況を報告しあったりして楽しい時間を過ごしました。
途中でネイルの話題となり、みんなでわいわい手を見せあっていたのですが、
友人の一人が私の手を見るなり「え!?」とワントーン声を高くして驚きだします。
「待って待って! これって……」
表情を一変させ、私の手を取りしげしげと見回す友人の姿に私も驚きを隠せません。
「なんだなんだ」と皆で問いつめたところ、友人はこう答えました。
「『ますかけ線』だ!!!」
手相でした。
私はこれまで占いの類はあまり信じず、占い結果を見たとしても良いとこ取りでほぼスルーしてきたのですが、
「手相は占いというより統計学」
と言われて妙に納得。手相について語ってもらいました。
『ますかけ線』というのはレアな手相で、兎にも角にも強運の持ち主なのだそうです。
具体的には下記のような、感情線と頭脳線が一つになっている形を指します。

下記のサイトがわかりやすいのでご参考までに。
https://www.c-c-j.com/course/divination/palm-reading/column/column04/
私の場合、左右両方にますかけ線が見えており、
どちらも後天的になっていった「変形ますかけ線」というもので、
強運かつ強靭な精神力だそうです。
しかも同時に「神秘十字線」なるものも存在していて、がっつりとご先祖様に守られているとの事。
強運…… 精神力…… 先祖の守護……
自覚どころか思い当たるふしも一切ありませんが。
また、ますかけ線は別名「天下取りの相」と呼ばれ、有名人や起業家などに多いそうです。
天下取るんか。
細かく説明して貰った上で、とても良い手相だと太鼓判を押され、私のテンションも最高潮に。
「へー、せっかくだからお金出してプロに手相見てもらおうかなー」
「やめといたほうがいいよ」
にべも無い。お前から始めた物語のはずなのに。
○○の母や✕✕の館など世に占い師はたくさんいるもの眉唾ものが多く、
良い占い師を見極めるのは困難だという事。
偽物ならまだしも、個人情報やプライベートな状況の把握など、
良いカモの情報が取れるので893的、宗教的なバックボーンを持っている事も少なからずあるから、だそうです。
「中華街とかは?」
「ぼられるよ」
5分1000円!などと銘を打ちつつ、5分では確信をつく話は聞けるはずもないので延長させ、結局3000円、5000円になるとのこと。
占いにハマっている凝り性の友人に見てもらうが適度に良さそう。
というわけで後日、ご飯を奢る対価として手相とタロットで占ってもらいました。
結構楽しかったので、もしそんな友人がいたら見ていただくの一興かと。



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