会社の近くで生活していた頃は、通勤で電車を使うこともなかったし、
コロナ禍以降は、客先へ打ち合わせに行くこともすっかりなくなった。
寝る以外はほとんど会社にいたので、PCも会社に置きっぱなし。
地獄の日々だったけど、あのロケーションでなければ業務遂行は無理だったと思う。
ある意味、極楽だったと言えるかもしれない(んなわけない)。
2023年の夏に引っ越して、電車通勤というものを15年ぶりくらいに再開した。
そして、私の世界は一変した。
ガン見癖
すれ違う人を観察するのが好きだ。
犯罪スレスレかもしれないけれど、たぶん凝視している。
そういう自覚がある、ときどき。
老若男女問わず、だ。
世の中にはいろいろな人がいる、ということに改めて気付かされる。
こころなしか、●若●女のときに凝視の傾向が強いような気もしないではない。
きれいな(雰囲気を感じる)女性が近づいてくる、
視力が落ちているので、遠くからだと顔の造作までは確認できない。
しかし、せっかくすれ違うのだから、目の保養のため、じっくり見ないわけにはいかない。
イヤらしい目で見ていると思われたくないから、
鼻の下を伸ばしたりせず、しかめっ面で睥睨するという自己防御の術も身につけた。
こちらの視線に気づくと、
「見てくんなよ」的に睨み返す人がいたり、
「私、見られてる!?」的にちょっとニヤついてしまう人がいたり、
彼氏といっしょの場合は、見せびらかすようにイチャイチャし始めたりするケースもある。
いずれにしろ感覚的には九分九厘、私に見られることをまんざらでもないと感じている、と思われる。
老●男●は、知らん。
そんな至福の通勤時間に、ストレスになることが発生した。
ストレスの原因
長年、手提げの帆布製ビジネスバッグを愛用してきた。
気に入っているし、使い慣れているものだ。
会社に行くこともめっきり減ったのだが、火曜は通勤、というルールが存在するため、行かざるを得ない。
(最近、行ってないけど誰にも迷惑はかけていないだろう)
その火曜は、不思議なくらい雨が多くて、水のトンネルくぐるみたいで幸せになる。
傘をもつと、両手が塞がる。
家から駅まで10分。
駅から会社まで10分。
会社から駅まで10分。
駅から家まで10分。
一度の通勤で、もはや計算不能の天文学的な時間、両手が塞がっているのだ。
これほど強烈な心理的不安はあり得ない。
すれ違いざまに女性が転んだりしたら、すぐに手を貸してあげることもできないじゃないか。
押上始発に乗れば、座れることも多い。
遅い時間の帰宅なら、座れることも多い。
だが、座れないこともある。
そんなとき、PCの入った手提げカバンを持ったまま電車に揺られるのもしんどいのだ。
サラリーマンたるもの、客先へ訪問する際にリュックサックはあり得ない、
という昭和気質だけど、やっぱり気になるぞ、リュックの輩。
さまざまな背中
半蔵門線は比較的深い。
上りも下りもエスカレーターが長い。
駅への入り口から改札階まで、そして改札から乗車ホームまで。
帰路はその逆。
そんな折、すれ違う●若●女、もとい老若男女に恵まれないことも多いので、
自ずと前の人の背中を見つめることになる。
リュック。
Arc’teryx、多いよね。THULEとかもよく見ます。
TargusなどのPCサプライ系メーカーや、
鞄屋さんだと、TUMIとか、Samsonite、PORTERとかですかね。
大きさもカタチもさまざま。
オシャレに重きをおくか、それとも実用性か。
めっちゃ高いのは、うーん…。
ストレス解消へ
ひねくれ者の私としては、あんまり他の人と被らないのが重要なポイント。
それと、いざという時には手提げカバンになると良い。
てなわけで、ショッピングサイトを物色すること、数ヶ月。
見つけたよ、

久保田スラッガー マネージャーバッグ
大阪の老舗野球用品メーカー。
グラブは私の好みと違うので、これまで使ったことがないけど、
キャッチャーミットをひとつだけ持ってる。

KSM-422
女子マネ向けというよりは、
偵察部隊の男子部員が使うような無骨な感じ。
スコアブックなら10冊くらい入りそう。

手持ち仕様
価格もお手頃、13インチのMacbookも余裕でスッポリ。
カンチャンズッポシ。
いいもの見つけた、と思っていた。
5回くらいしか使ってないけど、感想。

リュック仕様
持ち手は両サイドに格納する仕様なので、
背負うと、この持ち手が微妙に背中に当たります。
同じ理由で、背中側の収納には何も入れないようにしています。
混雑時は身体の前に抱える(賛否両論あり)のですが、
意外と大きいので、スマホの画面がほとんど見えません。
ちょい重い。
両手が塞がることもなくなったし、もうほとんど会社も行ってないし、ま、いいか。
しばらく頼んだぜ、相棒。
結論としては、TPOで使い分けるのが正解かも、ですね。
老●男●の3Wayビジネスリュックレポートでした。
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